川魚とエビの家 HOME> | ヨシノボリの飼育雑記|ビワコヨシノボリ |
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ビワコヨシノボリ |
街中には寄生虫だらけで満身創痍のよっしーがいた。 |
2001.9.6 |
琵琶湖産のヨシノボリが水槽内でボロボロになってるのを見つけた。日本産淡水魚はショップで買ったことがないけれど、ここは飼育魚を販売するショップじゃないので売り物ではない。別の生き物に混じって捕らわれた、いわば余計者。当然、彼らの口にあうサイズの餌はあまりなく、同じ水槽に住む別の魚や蝦にいじめられて、ひどい姿になっていた。 いちいち救助してたらきりがないとはいうものの、そこは見てしまったものの弱さ。持ち帰ろうにも手ぶらだったため、ブクブクやらふたつきバケツやら電池やら一式買い揃えて、しめて4000円のお持ち帰り装備(実は家にも似たものが一式あるのだ、、)で、彼らを持ち帰る事になった。1匹あたま1000円の救出劇となった。(それ以外に用品をいくつか買ったが、それは必要なものだったので除外、、、) 現在、店が「15度」に水温を維持していた関係で、急に水温を上げすぎるわけにもいかず、水槽用クーラーを使用して19度前後で飼育している。 |
種類が特定できずに困ったので、以下の皆様に伺った。 ハゼで有名な向井博士のMukai's ENCYCLOPEDIA OF GOBYと、 日本淡水魚類愛護会(西村氏の運営される個人サイト)の掲示板で同定していただいた。 以前から話題にのぼっていたという、琵琶湖産でヒレが伸長するタイプのヨシノボリに間違いなさそう。 名は皆さんが呼びあらわしている仮称しかないようなので、ここでは産地名を冠してビワコとしておきます |
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この個体にはシッポがほとんどない。水槽内で2番目に状態が悪い。 |
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背中にハゲのある個体。背鰭もぼろっとしている。弱りかたは一番ひどい。 |
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第二背鰭が大きく、喉元や尻鰭の黄色が目立つ。この個体は他の3匹より大きいのであまり攻撃は受けていないようで、ヒレの欠けは少ない。 |
■4匹全部に寄生虫■ うす色の個体だとわかりやすいと思う。寄生虫にとりつかれている黒班が見えるだろうか? 体側以外に胸鰭にも多く、あちこちほくろのようになっている。 やはり無理のある環境で長く居たせいなんだろうか、そういう環境では何かと病気が蔓延するものか? 数えてみると、うす色の個体は胸鰭・尾鰭・腹鰭・体側に合計20箇所近い寄生虫がついていた。自然でこれほどの数の寄生虫つき個体は滅多に見ない。 |
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現在、アマゾングリーン半量で薬浴中。でもこれは寄生虫のためではなく、体力が著しく落ちている事から、欠けたヒレや体の傷から感染症を起こさないための措置。 寄生虫に対する効果的な除去方法は、今のところないそうだ。この寄生虫は、寄生数が少なければ死に至ることはまずないらしい。 餌に慣れていないので、今のところ冷凍アカムシをスポイトで1本づつ顔の前にふわりと落とす事で活き餌を装って食事をさせている。3日目にして、だいぶ食欲がでてきた。 このような場所(釣餌関係、、)から得た魚を飼おうとするからには、過密な環境で傷ついた彼等が予想以上に弱っていると考え、しばらくは隔離して体力を回復させることにした。 外の病気に罹患している可能性も含あるので、充分に注意して当分の間はこのままでいく。(この店だけに限っていえば、私が持ち帰れなかった他の魚も もれなくこの寄生虫がついているようだった)。 はたしてヒレは復活するのか?いずれ全身みっしり寄生虫だらけになるのか? はたまた弱っている個体は復活するのか? それは次のページをごらんください。 |
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